脱イボナメクジ宣言

小林よしのり読者であった黒歴史を告白する会

カナモリ万能論者

記録を残すさんからのコメント

人によって「小林よしのり従軍慰安婦問題の頃まではまともだったのに…」とか、いろいろ評価の違いがあるのでしょう。
しかし、小林のデマこきというのはそれよりはるか以前、最初期の頃から確認できるというのが実際です。
ゴー宣に対して一時期でも好意的に読んでいた読者として心掛けるべきは、過去に共感した小林の言動と現在の小林の言動の整合性を気にするよりもまず、小林の言動すべてを疑うこと、「ソースは小林よしのり」で思考したりしないこと、まさに小林とゴー宣をまるごとキャンセルすることではないでしょうか。
私は、ゴー宣や小林を絶対視したり個人崇拝していたことは一度もないと断言できますが、好意的には読んでいました。それは、「わしはミスする天才じゃい」とか「わしは間違いに気付けばすぐ謝ってしまう」とかを信用してしまっていたからです。
なのでゴー宣内の誤謬に気付いても「もう読まない!」などとすぐにキャンセルするようなことはせず、いずれはこのような恥ずかしい間違いも認めて描く時がくるのだろう、ゴー宣というのはそういう自己言及ができる作品であり、小林よしのりのドキュメンタリーであり私小説的な価値のある作品なんだろうと捉えていたわけです。そして十数年にわたって様子を見ましたが、さすがに見限って、ミスどころかデマまで重ねて一向に恥じない自称天才のアホ、ろくでなし、こいつの積み重ねてきたインチキをキャンセルしないとダメだと断定するに至りました。

慰安婦」問題というのは、小林のデマに拍車がかかった契機ではないでしょうか。
慰安婦制度」の何が問題かといえば、「慰安婦」というのは当時の国内法、国際法、双方から見て違法なものであり、それを国外に広く展開しているのですから、いわば国際的なヤミ売春のシンジケートであり、その元締めが日本軍ひいては日本という国家であったということ。それを「戦争という非常時に法を無視して何が悪い」と開き直ったり、「兵隊さんは慰安婦に癒してもらっていた」と美談めいた話にスリカエたりしていたら駄目だろう、ということです。

>確か代表も違法な暴走、インドネシアに植民支配で滞在していたオランダ人女性に対するレイプを日本軍は銃殺でもって償わせたと「戦争論」シリーズ中で描写していた

時間がなくて確認できていませんが、小林が『戦争論』の中でこんなことを描いていたなら、それもまたデマですよ。
これはスマラン慰安所事件のことだと思いますが、この事件で日本軍は関係者・責任者を処罰していません。厳密には軽い処罰はありましたが、銃殺などという厳罰は行ないませんでした。それどころか責任者の一部は順調に出世している、というのが史実です。
そして敗戦後にBC級戦犯として関係者が起訴され、そのうちの一人が銃殺(死刑)となった。つまりは連合国(オランダ)の手によって刑に処されたわけで、日本軍の自浄ではない。
その死刑になった陸軍少佐ですが、獄中で自伝を書き、被害者たちのことを「良く可愛がってやったつもり」「その御本尊の彼女達が告訴している。それも嘘八百を並べ」「飼い犬に手を咬まれた」などと犬扱いをしつつ自己弁護した上、いかに「可愛がってやった」かをポルノ小説まがいの文章で長々と描写している(無論、被害者の証言とは全く食い違っています)。その一方で遺書には妻子に対し、「私の魂はお前の傍に帰って常にお前達の幸福を守るでせう」などと書く。妻子は遺書とともにあのポルノも読んだのだろうかと思うと、何ともおぞましさを感じずにはおられません。

「じっちゃんたちの名誉を守る」と言ったところで、事実として名誉に悖ること、違法なことをしたのだから、相応の批判や非難をされても仕方がない。
ゴムを配っていたから良いとか、配っていないから悪いとかいう話ではない。
(ちなみにスマラン慰安所事件では、被害者たちは性病にかかったり妊娠したりしていますが、週一度の身体検査では必要な処置も殆ど行なわれないどころか、軍医にレイプされていたそうです)

小林よしのりらの主張の意図とは異なりますが、性犯罪をデマや屁理屈で擁護し、被害者を嘘つき呼ばわりでセカンドレイプという意味では、従軍「慰安婦」問題でもジャニー擁護でも彼らは一貫しています。
小林は「変ってしまった」のではなく、元から「こう」なのです。

2024年04月05日 20:51

https://washiblogact3.seesaa.net/article/502842478.html

 

@記録を残すさんさんからのコメント

ブログではこのように書いてますね。

https://yoshinori-kobayashi.com/4303/
第45回 スマラン慰安所「白馬事件」(その1)

前回少し触れた、スマランの慰安所を巡る事件について、少し詳しく解説しておこう。

1944年(昭和19)3月1日、インドネシア・ジャワ島の
都市・スマランに「将校倶楽部」「スマラン倶楽部」
「日の丸倶楽部」「青雲荘」の4軒の慰安所が開設された。

だがその慰安婦の中には、売春をすることを知らされないまま収容所から連れて来られたオランダ人女性が含まれていた。

この4軒の慰安所はこの地域の軍政を担当する第16軍司令部から閉鎖命令を受け、約2ヶ月後の4月末までに全部閉鎖された。

第16軍軍政監部の鈴木博史大尉の証言によれば、「慰安所でひどい悲鳴が聞こえるとの話を聞きこみ、山本軍政監(兼第16軍参謀長)へ伝えると、山本は“まずい、すぐ止めさせろ”と怒り、翌日に閉鎖命令が出た
……のちに彼女たちを集め申し訳のないことだったと謝罪した」ということである。

つまり、これはあくまでも出先部隊が起こした不祥事であり、司令部は決してそのようなことを許してはいなかったということには注目しておかなければならない。

2024年04月09日 05:22

戦後日本には米軍相手の慰安所があったように、慰安婦そのものは必要悪。争点となるのは「強制があったか否か」ではないでしょうか? などど、この場で論争するのは避けますが、私は記録を残すさんの「小林キャンセル論」は少し乱暴なように感じます。

「優秀なブレーンである金森嬢が抜けてから小林は魔法にかかったようにダメになった」という鷲ヲさんの主張とバッティングしてもいますし、何よりそこまで極端だと逆に痛くないと思うんですよね。

2024年04月09日 06:07

https://washiblogact3.seesaa.net/article/502842478.html

 

記録を残すさんからのコメント

>争点となるのは「強制があったか否か」ではないでしょうか?

強制はあったのですよ。
スマラン慰安所事件がまさに強制があった典型例ではないですか。
いまだに「争点だ、情報戦だ、歴史戦だ」と言っているのは、日本の右派界隈だけなのですよ。
スマランのケースが一部将校の暴走と主張しているのも、日本の右派だけです。

そもそも強制も含む違法性が問題なのです。「慰安婦は必要悪」と主張してみても、売春が非合法の場合は取締の対象だし、売春が合法の場合でも法の規定を逸脱して運用されていればやはり取り締まらないといけません。
日本の慰安婦制度は違法なヤミ売春だったから問題なのだし、さらに、本来であればそれを取り締まる側である国家がその元締めをしていた組織的なヤミ売春であったから大問題なのです。

また、アメリカ軍もたびたび慰安施設は設置しようとしてますが、計画段階で潰れるか、設置されてもすぐに廃止されています。日本での米軍用施設も翌年には廃止されていますね。キリスト教徒である彼らは必要悪とは認めなかったわけだ。橋本徹の発言が猛反発されたのも当然ですね。

>「優秀なブレーンである金森嬢が抜けてから小林は魔法にかかったようにダメになった」という鷲ヲさんの主張とバッティングしてもいます

鷲ヲさんって、そこまでの「カナモリ万能論者」なんですか?
まあ、カナモリ氏が優秀か否かは私には分かりません。そういう主張をする人たちが何を根拠に言っているかも知りません。
ただ、事実として、カナモリ氏が秘書を務めていた期間も小林はデマを描いていたし、それをあとから訂正したこともないので、小林のデマという点からは、カナモリ氏が優秀か否かというのは関係のない事柄だと思います。

>何よりそこまで極端だと逆に痛くないと思うんですよね。

私は、歴史の問題については実証史学の観点から小林を批判しているだけなので、それを極端と言われても困るし、小林が痛いかどうかというのもあまり関心がないし、重要な事であるとも思えません。

慰安婦」問題を例に考えてみると、小林が扇動家として果たした役割は大きいと思いますが、現在ではそれは忘却されていて、ネット右翼さんたちは百田尚樹だとかテキサス親父だとかいう新たなヒーローを持て囃しているのでしょう。それは小林にとって面白いものではないかもしれませんが、自分が広めたかったデマが望み通りに広まっているのだから、現状は小林にとっては痛くも痒くもないでしょう。
これが、「慰安婦」否定論なんてものはデマなんだ、それを広めた一人が小林よしのりというしょーもない奴なんだ、という認識が広まって、小林が没するまでの限られた時間の中でそういう光景を見せつけてやることができれば、それこそが「小林にとって痛いこと」だと思います。

2024年04月10日 19:48

https://washiblogact3.seesaa.net/article/502842478.html